はじめまして!この度、D×Pに新スタッフとして参加することになりました吉田耕平と申します。
「吉い田んぼを耕して平らに」という農耕民的な名前をしていますが、コメを栽培したことはありません(笑)
初めてのブログ投稿に若干の照れを隠しきれないのですが、簡単にご挨拶をさせていただきます。
1986年に生まれ、それから今までずっと京都一筋の京男です。
大学時代は工学部で医薬品の研究をしつつ、精神科や学習塾で日夜アルバイトに励んでいました。
浪人→留年と人生を謳歌しすぎて遅くなってしまったのですが、現在は金融機関の一年生として営業の仕事をしつつD×Pの事業に携わっています。
初めてD×Pに関わったのは、かれこれもう1年半前になります。Webで偶然目にした代表今井の考えに共感し、「一度話を聞いてみたい」と参加したユメブレストが最初の出会いでした。その縁があって、昨年より大阪の通信制高校で実施されているプログラムにも、第一回よりコンポーザーとして参加させていただきました。
そのような立場であったので、今回、改めてスタッフとして加わることになったことを自身でも少し不思議に感じています。仕事は未だ慣れないし、生活面でも学生時代とは異なる生活リズムに適応できているとは自信をもって言えません。そんな状態でなぜ、D×Pの活動にプライベートの時間を費やそうと思ったのか。その背景も兼ね、以下少しだけ自己紹介させていただきます。
なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!
誰もが一度は耳にしたことがあるだろうこのフレーズ。 過去自分はどう生きてきて、今自分は何を幸せと思い、将来自分は何をして死んでいくのか。 多かれ少なかれ、自分が生きる意味について一度も考えたことがない人はこの世にいないのではないでしょうか。
多分に漏れず、私も高校時代このことに凄く悩んだ時期がありました。中堅進学校のいわゆる「選抜クラス」に在籍していたのですが、「少しでも偏差値が高い大学へ入学する」という唯一の目的に意味が見出せず、「自分をやる気にさせてくれるナニカ」を外に求めてばかりの日々を送っていた気がします。
私は特にこの「自分探し」をこじらせてしまったタイプで、同様の違和感を持つ友人達が、それらを頭の片隅に追いやり受験勉強に励むよう時期になっても、まだなお授業をサボって境内(お寺が経営している高校でした)で読書や妄想に耽ることがライフワークという有様。当然志望校にも不合格、予備校でも相変わらずの自分探しとサボりの日々、一浪して入った第三志望の大学でも、一年生の終わりで早くも留年確定という何一つ誇れるものがない十代後半を送っていたように思います。
中島敦の山月記ではありませんが、この頃の自分といえば、自負心から他人と異なる本当の自分を探す一方、自分自身に何一つ肯定感情が持てない矛盾を抱えて日々を過ごしてばかりいたように思います。将来を考えることが苦痛で、生きているのか死んでいるのかわからない繰り返しの毎日がたまらなく嫌で、文字通り空っぽの毎日を刻んでばかりいました。
そんな私でも、いくつかの転機を経て、曲がりなりにも職に就き、今では散々探し求めた「自分」にもそれなりに胸を張って生きれるようになりました。十代後半当時を思い返せば信じられない話なのですが、学習塾や精神病院で、「ジブン」との向き合いに悩む方々に寄り添わせていただく立場を経験させていただくこともできました。一つ一つを挙げればキリがないもの、きっかけとなったのは「生き方」の手本となる沢山の人達との出会いであり、それまで気付くことのできなかった周囲の人達の支えのおかげであります。
そして、「そんな周囲の人達の厚意を、少しでもまた別の周囲の人達に返していきたい」という思いで関わり始めたD×Pにおいても、気が付けばイベント参加だけでは物足りなくなり、今回こうやって新スタッフとしての挨拶を書かせていただくに至っています。まだまだ勉強の足りない身ではありますが、今後とも、よろしくお願いいたします。
最後に少しだけ告知。
現在、D×Pでは、通信制高校にて、高校生と一緒に「ジブン」を考える授業を作ってくださる社会人や学生の方を募集しています。私自身、出会った大人の方からの学びが無ければ今の「自分」はなかったと思いますし、相手方にとっても、そんな私の悩みは普段忘れがちな「ジブン」を再考するきっかけとなったのではないでしょうか。
なんのために生まれて なにをして生きるのか
こたえられないなんて そんなのはいやだ!
あなたも今一度、一緒に考えてみませんか?